美祢社会復帰促進センター

美祢社会復帰促進センターでの生活を元受刑者が紹介します

こんにちは、羽鳥です。

 

今日は僕が入っていた美祢社会復帰促進センターでの生活について書いていこうと思います。

調べてみると美祢社会復帰促進センターについての情報ってかなり少なかったので家族や友人、知人、大切な人が入ってしまった方の役に少しでもなれればと思い書いていきます。

2017年までの情報です。

時間とともに色々変わるでしょうから参考程度で考えてください。

 

刑務所の休日について知りたい人はこちらもどうぞ。

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美祢社会復帰促進センター

山口県美祢市にある半分民間の刑務所です。

 

刑務官など国の職員とセコムや小学館などの民間の職員で運営している刑務所です。

 

はじめて入った時の感想としては刑務所って言うより車の合宿所に来たって感じでした。

中はきれいで刑務所特有の汚さや圧迫感はなかったです。この施設の特徴として学習に力を入れているので生活をする部屋は全て個室になってます。

例外として仮釈放が決まった人は出所前の2週間は4人部屋での共同生活をしながら出所後の生活について勉強をする期間があります。

GPS付きのタグを服に付けて生活をするので、部屋の鍵は就寝時間など決まった時間以外は空いていて自由に出入りすることができます。

 

新入訓練

 

入所後は新入の訓練期間になります。これがたしか2週間だった気がします。

6年くらい前のことなので正確には覚えてないのですが、たしかそれぐらいだったはずです。

この間にやることはセンターでの生活について学ぶことと作業や生活態度を見てどの訓練室に送るか選別される期間です。

 

ここでのルールを叩き込まれるのと、どの訓練室に誰を送るか品定めをされる感じです。

あとはカウンセラーの面接があります。

 

自分の犯罪についてどう思っているのかとか、これからそれを改善していくためにはどうすれば良いと思うかなど話し合い改善目標を決めます。

この改善目標は月一回課題作文と一緒に提出するんですが、それはまた今度にします。

 

ちなみに僕がこの時やった作業は100均のダ◯ソーの手芸用のフェルトを袋詰する作業です。こんな所でやってるとは思わないですからちょっと驚きましたが、内容はめちゃくちゃ簡単でした。

 

 

そこからそれぞれ訓練室に振り分けられます。

 

あとは慣れです。作業内容や一緒に生活をする人が変わるだけなので基本は一緒です。

 

 

一日の生活の流れはこんな感じです。

(平日の場合です)

かなりざっくりと書いてます。

1日の流れ
  • 起床
    6:30
  • 朝食
    7:00
  • 訓練室に移動
    7:30
  • 作業開始
    8:00
  • 運動
    30分
  • 昼食+休憩
    12:00
  • 作業開始
    12:40
  • 休憩
    10分
  • 作業終了
    16:40
  • 夕食
    17:20
  • テレビ視聴
    18:30
  • テレビ終了
    21:00
  • 就寝
    22:00

食事

朝食と夕食は生活をしている建物、居室棟の多目的ホールで全員で食べます。

昼食は作業日は工場の食堂で食べます。

 

刑務所の食事って冷たく冷めたイメージだと思いますが、

このセンターでは食事は保温・保冷機能つきの配膳カートで運ばれるので、温かい食事が食べられます。

(ちなみに配膳カートを移動させる時ぶつけると、それ100万以上すんだから気をつけろと言われます)

トレーの左半分は温かく右半分は冷たくなっています。分かりやすく半分と書きましたが実際には4分の3くらいは温かいスペースですかね。

ご飯やおかずは温かく、デザートやサラダは冷たく食べれるのが良いです。

肝心の味ですが、これはメニューによります。

けっこう美味いのもあれば、残飯じゃないかって思うひどいのもあります。

魚は基本的にハズレです。

サバがよく出ましたが、サバ嫌いになりました。何年冷凍されていたんだい君は?ってのが出てきます。

臭いとか味が受けつけられなくて、魚が出た時はほとんど残してました。

 

肉はわりかし美味しく食べることができました。 ホイコーローとか生姜焼きとか、もちろん普通に外の社会で食べた方が美味いですよ。

それと食事時間は13分です。あんまり食べる時間がないように思いますが、刑務所は食事時間がないのでみんな早食いになり以外と時間が余ります。

ただ早く食べられない人もいるのでそういう人は辛いと思います。みんな食べ終わっている中で食べるのは気まずいですしね。

 

 

運動

運動時間は30分です。

運動場まで刑務所特有の行進で進み、番号を点呼して準備運動をしてから運動開始となります。

大グラウンド、小グラウンド、体育館、室内運動の4つのパターンがあります。

例えば午前中に運動がある場合は作業開始から昼食までの間のどこかで運動があります。

作業日が火曜から金曜までの4日あり、大グラ2日、少グラ2日となっています。

大グラで雨の場合は体育館。

少グラで雨の場合は室内運動となります。

 

大グラウンド

大グラは学校の校庭って感じです。

運動をする人はソフトボールやキャッチボールができます。あとは筋トレや走ったり、歩いたりと自分に合った運動をみんなしています。

将棋をしたり、座って話をしたり、歩きながら話をしたりとできることはこれくらいですね。

ただ作業から解放され休憩できるので、みんな楽しみにしている時間です。

 

小グラウンド

小グラは学校のプールくらいの大きさでしょうか。

もうちょっと大きいかもしれませんがうまい例えが思いつかなかったです。

サッカーボールがあるので何人かで軽く蹴って遊んだりできますが、運動場が作で囲われているので外に出すと注意を受けます。

なので思いっきり蹴ることはできません。

バランスボールみたいなちょっと大きめのボールがあるのでそれでバレーボールもできます。

縄跳びもありますがやってる人はあんまり見たことがないですね。

あとは筋トレ、走る、歩く、将棋、話す、くらいですかね。あと1つありました囲碁も少グラと体育館だとできます。

 

体育館

普通の体育館です。学校のとあんまり変わらないと思います。

体育館は選択肢が多かったです。

バスケ、バレー、バトミントン、卓球、ができます。

ただ、みんながやろうとすると場所が狭いですから譲り合いながらやる感じです。

 

室内運動

室内運動は作業をしている工場内での運動になります。

機械や机などがありますから、運動をするスペースはあまりないです。

整列をする廊下のスペースやちょっとした隙間を見つけてそこで筋トレをするか、食堂で話をする、将棋をする、新聞を読むくらいですかね、できることは。

新聞も2部、将棋も2つしかないので、ケンカにならないように交代で譲り合いながら使います。たまに守れない人もいますが。

 

刑務所の運動会についてはこちら。

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多目的ホールと余暇時間

夕食後からは余暇時間です。

ここからはそれぞれ好きな事をして過ごします。

ホールで他の人と話すも良し、部屋で読書や勉強をするでも良し、寝るでも良しと決められた範囲内であれば各自の自由です。

ホールについて説明しますね。

ひとつの訓練室に最大60人収容されるのですが、部屋が60ある中で真ん中のスペースにでかいリビング見たいな多目的ホールのスペースがあります。

ここには60人分のイスとテーブルに給茶機やホワイトボード、テレビなどがあります。

このホールで食事や講義それから余暇時間などには雑談などができます。

あとは備え付けの新聞を読んだり、図書コーナーもあるので、本を借りて読むこともできます。

部屋とホール、図書コーナーは自由に行き来できるので、刑務所って言うより合宿所って感じの雰囲気に僕は感じてました。

 

図書コーナー

図書コーナーはバーコードで登録されパソコンで管理されている本を1人3冊まで決められた時間内であれば借りることができます。

ちゃんと数えたことはないですが、多分1000冊くらいはあると思います。

内容としては、

マンガ、小説、雑誌、一般書籍、絵本、宗教関連の本など、けっこう色々な本があります。

僕は図書コーナーの本をめちゃくちゃ読んでました。

自分で買ったり、差し入れもけっこうしてもらっていましたが、毎月買える本の冊数も上限が決まってましたし、差し入れをいっぱい送ってもらっても保管しておけるスペースにも限りがあるでの、官本は有難かったです。自分の本棚って感覚で使ってました。

とにかく本はめちゃくちゃ読んでました。

ただ今考えると読み方を間違えたなって思います。たくさん読んでたんですけど、もっと濃く読めばよかったってちょっと後悔してます。

どういうことかと言うと、たくさん読んだんですけど忘れちゃってることも多いんですよ。(マジでもったいないことをしたなぁーって感じです)

そうじゃなくて大事な部分を忘れないように完璧に脳みそにブチ込んでおけば良かったです。

情報を脳にブチ込んでる時は、ふおおおおおって感じで超満足感があるんですけど、そこで終わっちゃてたのでマジで自分クソだなって今は思います。

そうじゃねぇーだろ。インプットしたことをちゃんとアウトプットして脳に定着させろよ、そこまでやれよって言いたい。

インプットばかりしていたのでアウトプットして脳に知識がちゃんと定着するような仕組みを作っておけば良かったなーとマジで後悔してます。

 

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テレビ視聴

テレビは部屋で見れます。

チャンネルが3つありまして、それぞれ用途が違う感じです。

1つ目はバラエティーとアニメ番組が多かったです。

世界の果てまでイッテQ、ネプリーグ、めちゃイケ、人間観察バラエティーモニタリング、こんな感じの番組が多かったです。

アニメは土日だけだった気がします。

たしか土曜がコナンで日曜にサザエさんかワンピースがやってた気がします。

あとはあんまり覚えてないです。

 

2つ目はドラマです。

逃げるは恥だが役に立つ、プライスレス、下町ロケット、とんび、流星ワゴン、クライシス、ドクターX、とかですね。

まだ他にも色々やってましたが、こんな感じです。

2時間あるうちの1時間がドラマで、残りは別番組を放送してましたが、たしか志村動物園とか生き物にサンキューとか動物系をやっていたような気がします。

 

3つ目は教養って言えば良いんですかね。

ガイアの夜明け、ジパング、池上彰のニュース解説とか、あとはドキュメントとかを放送していました。

僕はドラマとニュース系の番組を良く見ていました。

ドラマを見ていいなぁと思って原作を買ったり、(とんびと下町ロケットを買いました)

ビジネス系の番組で紹介されていた人に興味を持ってその人の本を買ったりしてました。

 

まとめ

美祢社会復帰促進センターは外の世界と比べると不便ですが、勉強したい人にとっては刑務所の中では良い環境だと思います。

ここでは書きませんでしたが月曜日は矯正処遇日と言って作業はせずひたすら本を読んだり勉強をしていられるので学ぶ方向さえ間違えなければ社会復帰に役立つ勉強ができます。

あとは勉強するも怠けるのも本人次第なので、どうなりたいかです。

これは刑務所にかぎった話じゃないですね。

 

では今日はこのへんで失礼します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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